フランクミューラー時計のサービス注意点

岐阜・大垣の買取ウスイ商会が、難問とされますフランクミューラー時計のアフターサービスについて、分かり易く説明致します。

◆国内でのメンテナンスサービスが受けられない…!?

フランクミューラー・コンキスタドール

このご時勢では信じ難い話ではありますが、「フランクミューラー製時計を海外購入したものは、一切、国内にてメンテナンスを受けられない」という話です(※)。

厳密に言うと、「国内であっても並行輸入ショップでの購入品はNG」というわけです。

いろんな憶測があるようですが、理由の1つには、「正規代理店の定価価格より、随分安く(3割~4割)購入が出来てしまう並行輸入店に対する対抗措置」という事らしいです。

表向きな回答は、「日本国内の輸入元(A通商)の時計工房が小さく、正規店購入のお客様を待たせてしまう事になるから、正規店購入以外の時計に関しては受け付けない」という決まり文句になっています。
が、本音は、前者のようです。

ここで、一番クローズアップされるべき点は、フランクミューラー時計のオーナー様の気持ちです。
購入先はどこであれ、高価な買い物、メモリアルな買い物、いろんな思いの詰まった買い物の時計が、『いざ、オーバーホールを』、『コマの調節をしたい』等と思った際に、《この時計の購入先は何処なのか》を事細かく確認され、正規店購入品以外は全てはねられてしまい、泣くに泣けない状況に陥ってしまうという点です。

国内で販売されているブランド時計(ロレックスを始め、あらゆるメーカー)は、購入先はどこであれ、必ずアフターサービスを分け隔てなく受付けて対応して下さいます。
その時計が親の形見であろうが、お土産の品であろうが、並行輸入品であろうが…。

残念ながらフランクミューラーだけが、同社時計オーナー様全てに平等なアフターサービスを受けられる資格を与えていない、ということです。

次回では、実際、どのようにしてメンテナンスを受けていくのか、という妥協案なる話をしていきます。

(※)ギャランティー書に海外購入先の店印並びに日付印、シリアル番号の記述、及び、パスポートに同時期の渡航記録、レシートやカード明細書などが揃っている場合は、受けられるケースもあり。

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